1 2 神戸のフラワーショップ「レフアフラワーマーケット」店主の徒然草 三方よし
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三方よし
2010/09/23(Thu)
商売人なら必ず知っている『三方よし』と言う言葉。

商いと言うものは、売り手と買い手だけでなく
世間まで幸せになるのが理想だと言う
『売り手よし、買い手よし、世間よし』と言う近江商人の哲学である。

世知柄い今の世間では中々難しい事ですが
小説の中ならこの理想の哲学は実現可能です。
この三方よしを気持ち良いくらいに描いた素晴らしい作品があります。

それは先にも紹介した高田 郁さんの『銀二貫』

仇討ちにより父親を亡くした少年が
たまたま通りがかった寒天問屋の主に銀二貫で買われ(救われ)
商人として周りの人達から、躾けられ、支えられ、
志を抱き、挫かれながらも、たくましく生きて行くと言う
時代人情話しです。

読み進むにつれ、寒天問屋の主・和助の、この銀二貫の買い物が
『三方よし』と結実して行く様が清々しいです。

主人公・松吉の真っ直ぐな生き様、、、
主・和助の暖かさ、番頭・善治郎の厳しさと優しさ、、、
親友・梅吉との友情、料理人・嘉平との約束、その娘・真帆との恋。

読書中、何度、涙した事か、、、。
そして幾度、胸が熱くなった事か、、、。

物語途中、挫けそうになった主人公・松吉へ
寒天職人・半兵衛が語る台詞がこの物語の核に感じます。

『なあ、松吉。一里の道は一歩では行かれへん。
けんど一歩一歩、弛まんと歩き続けたら、必ず一里先に辿り着ける。
お前はんは、もう歩き出したんや。転んだなら立ち上がったらええ。
簡単に諦めたらあかんで。』

人はかくあるべきだと思います。
お勧めの小説です。是非どなたにも!!


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