1 2 神戸のフラワーショップ「レフアフラワーマーケット」店主の徒然草 四万十川ウルトラマラソン 当日
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四万十川ウルトラマラソン 当日
2009/10/23(Fri)
「四万十川ウルトラマラソン 前夜」の続きです。

眠りについたものの興奮しているのか直ぐに目が覚め中々寝つけない、、、。
寝つけないまま起床予定時刻の午前2時が来ました。
完全なる寝不足、、、。
朝食用にと作ってくれた家人のお弁当を食べ、ゴソゴソと準備をして
スタート地点の蕨岡中学校へと巡回バスで揺られながら向かいました。
バスの中はこれから始まるウルトラマラソンへの緊張なのか
皆が押し黙って独特の雰囲気が漂っています。
「うわぁ~こっちまで緊張して来た!!」

四万十川ウルトラマラソン

控え代わりの体育館でワセリンを塗ったりしながらスタートまで時間を潰します。
周りの人達も口々に「昨晩は寝られなかったわ~!」と、、、
あぁ、、、やっぱ皆も寝つけなかったんや!!何だかホッとします。

スタート30分前の午前5時より運営委員長の挨拶などがあり
ランナー達はスタート地点まで誘導されます。
まだ真っ暗な中、篝火が焚かれ和太鼓の応援演奏が響き渡っています。
「かぁ~!!気分が盛り上がるなぁ~!!」

四万十川ウルトラマラソン

さぁ!!いよいよ午前五時半!
スタートの時がやって参りました!!長い長い一日の始まりです!!

四万十川ウルトラマラソン

号砲が鳴ると同時にランナー達全員のテンションが最高潮に上がり
歓声と拍手が沸き起こります。早朝なのに沿道には多くの応援があります。
皆が「いってらっしゃ~い」と口々に見送ってくれます。

道端にはローソクが灯され足下を幻想的に照らしてくれてます。
走っていると何だか異空間で走ってるような錯覚に陥るほど素敵な演出です。

四万十川ウルトラマラソン

スタートより10km地点までは比較的フラットなコースが山路へ向けて続きます。
そして10kmから20km地点までジワジワと上り坂となり最後は中々タフな上りとなります。
しかしまだまだ序盤戦、ウルトラマラソンに参加する健脚達はほとんどが走りきります。

四万十川ウルトラマラソン

20km地点・・・
上り坂を終えた地点で初めておにぎりやバナナなどの食べ物があるエイドが登場。
これからの長丁場に備えておにぎりにたっぷり塩をまぶし、バナナ、
あんパン、クリームパンを貪るように食べます。
塩たっぷりのおにぎりが美味しい~!!

ここを超えると延々30km地点まで今までとは打って変わって下り坂が続きます。
先ほどまでの苦しさからくる開放感も手伝い否応なしにスピードが上がります。
が!ここでスピードを出しすぎると足に負担がかかりすぎるのでセーブ!セーブ!

30km地点・・・
ここからいよいよ清流四万十川に合流します。
さすが!日本最後の清流四万十川!!
美しいのも当然ですが非常に情緒のある風景が続きます。
まぁ、そんな美しい風景も距離を重ねるにつれ
苦しさで楽しむ余裕なんて無くなって来るのですが(苦笑)。

四万十川ウルトラマラソン

40km地点・・・
「あ~、、、何時もならここで終わりなのになぁ、、、」
と若干ブルーな気持ちになると同時に右足の小指とくすり指
そして中指に違和感と言うか痛みを感じ始めました。
明らかに豆が出来はじめる兆候なのでワセリンを塗ります。
さすがにここら辺からしんどくなり始めました。

四万十川ウルトラマラソン

50km地点・・・
右足に加えて、左足の小指、くすり指にも違和感を感じ始めました。
右足指は更に痛みを増すばかり!
この足の状態で後50kmも走りきれるのか?
と疑心暗鬼に捕らわれどんどん苦しくなって来ます。

暫く走ると四万十川ウルトラマラソン名所その一!
半家沈下橋が現れました。
ここでは多くのランナー達が記念写真を撮ってるので
私もボランティアスタッフの方に頼んで一枚!!

この橋を折り返し渡りきると直ぐに急な上り坂が現れます。
この上り坂がはっきり言ってきつい!!
50kmを走って来たランナーにとってはきつすぎる坂です!
マラソンレースでは絶対に歩かないと決めていた私ですが
走り続けると足が攣りそうで、流石に歩いては走るの繰り返しになりました。
このレースで唯一歩いてしまったのがこの地点です。

四万十川ウルトラマラソン

60km地点・・・
ようやくカヌー館まで来ました。
ここはレストステーションになってまして
事前に渡しておいた荷物を受け取り着替えや休憩が出来るポイントです。

私も汗まみれのウェアを着替え足の指の状態を確認します。
やはり豆が出来てました。
直ぐにバンドエイドでぐるぐるにテーピングを施します。

周りを見渡すと疲れ切って倒れてる人も多く
ウルトラマラソンの過酷さを改めて感じます。

小休止を終えた所でカヌー館を出発しようとすると「あと38kmです」の看板が!
「おぉ!あと38kmか!!」と少し気が楽になるような逆に気が遠くなるような、、、。
とりあえずは70km地点を目指そう!!と自身を奮い立たせカヌー館を後にします。

四万十川ウルトラマラソン

足の指はテーピングを施したもののやはりジンジンと痛みます。
そこへ来て左前太股に攣りそうな痛みが走り出します。
痛みは連鎖反応を起こし、すぐに左足の付け根にも痛みが走り出しました。

62kmを走りきった疲れに足の痛みが加わり
後、残り38kmを走りきれるのか不安になって来ますが
泣き言を言っても誰も聞いてはくれません。
騙し騙し走り続けるしかありません。

後もう少しで70km地点と言う所で四万十川ウルトラマラソン名所そのニ!
岩間沈下橋が目の前に現れました。ここの景色は開放的な美しさがあり
疲れ切った身体が一瞬に楽になる感覚を覚えました。
ここの景色を見ると四万十川が日本最後の清流だと言われるのも納得です。
いやホント!とにかく美しい景色でした!

四万十川ウルトラマラソン

70km地点・・・
かつて経験した事のないしんどさと足の痛みがどんどん強くなって来ます。
「あと30km」と考えたら心が折れそうなので
何も考えずにただただ足を運ぶことに専念します。

四万十川ウルトラマラソン

80km地点・・・
ここで最悪の事態が起こりました。
「やっと80km!後はハーフ!!何時ものジョグ!何時ものジョグ!Easy!Easy」
と言い聞かせ足を踏み込んだ瞬間!!
右足の指先が一瞬でカーッと熱くなり激痛が走りました!!
明らかに豆が潰れた感触!!思わず悲鳴をあげてしまいました。

一歩踏み出す毎に激痛が走ります。
こんな足で残り20kmを走れるわけないと心が折れそうに、、、。
すると自然に家族の顔が浮かんで来ました、、、。
子供の顔、、、家人の顔、、、何だか心が奮い立って来ます!!
もはやここまで来たら真っ白な灰になるまで挑むしかありません!

足には激痛が走り続けますが「行けるとこまで行こう!」と決心をしました。
すると同時にあれだけ攣りそうだった左太股と付け根の痛みが消えてきました!!
人間って不思議な生き物です。
気の持ちようで何とでもなる事を身をもって知りました。

そして暫く走るとさぁ!さぁ!見えて来ました!
四万十川名所その三!私設エイド!
このエイドは地元の方の善意で設けられたエイドでして
至れり尽くせりの温かなサポートがランナー達の間で大評判なのです!!

まずは冷えたおしぼりを「はい!お疲れさん!」と渡してくれます。
これが快感を覚えるほど気持ち良い~!!ホント生き返ります!!
次に綺麗なお姉さんが「キンキンに冷えたビールあるよぉ~!!」と!!
何時もの私なら「是非!!」となる所ですが
豆の潰れた足指が気になったので「足を痛めてるんで、、、」とお断りすると
「じゃぁコーラにする!?」と嬉しいお言葉!!
長距離を走ったランナーにとってコーラは最高のスペシャルドリンクです!!
いやぁ~!よく分かってらっしゃる!!コーラを一気に煽ります!!
美味い!!世界一美味いコーラ!!五臓六腑に染み渡る!

四万十川ウルトラマラソン

その他、このエイドでは鮎寿司、ツガニの煮物、川エビの塩焼き等々、、、
「ここは居酒屋か!!」と突っ込みたくなるほどの充実ぶり!!
それに加えてこの施設エイドの方々が気持ち良い程の男っぷり女っぷりなのです!!
ここの人達に会えただけでもこのマラソンに出た甲斐があります。

四万十川ウルトラマラソン

90km地点・・・
ようやく来ました!!後10km!!
もはやこの時点では足指の激痛から思考回路は停止。
ただシンプルに「前へ!前へ!」と、、、。
1km進む毎に「後9km、、、」「後8km、、、」とそれだけしか考えられません。

残り2km・・・
既に辺りは暗くなり篝火が焚か始めてます。
沿道の声援は距離を伸ばすごとに多くなり熱くなって行きます。

残り1km・・・
ここでメチャクチャいやらしい上り坂が待ち受けてました。
99km走り続けた者にとって「こんな坂上れるか!!」と叫びたくなります。
走ってるランナーは見当たりません。皆、死人のように歩いてます。
しかし、私は後1kmと言う嬉しさの方が強く、この坂を走り抜く事が出来ました。

坂を登り切るとゴールまで下り坂が続きます!!
更に調子づいた私はスピードを上げます!!
何人もごぼう抜きに抜きまくります!!

地元の方々が口々に「お帰り~!!お帰り~!!」と言ってくれます!
ボランティアスタッフの皆さんも「よく走りきった!!」「お疲れ様!!」と。
ゴール地点からは地元学生の応援コーラスと歓声が聞こえて来ます。

皆の声援に涙が込み上げて来ます、、、
私は自然と「ありがとう!!ありがとうございます!!」と叫び続けていました。

100kmゴール地点・・・
ゴールではゼッケンを読み上げ地元名、氏名をアナウンスしてくれ
ゴールする一人一人にゴールテープを切らせてくれます。

12時間50分49秒!!ゴール!!

やっと終わりました!!ついに100km完走出来ました!!

四万十川ウルトラマラソン

ゴール会場では完走した感動で泣き崩れる人、歓喜に溢れる人達ばかりです。
42.195kmのフルマラソンには無い熱狂的な雰囲気です。

走り終えた私は充実感、感動、感謝の気持ちで一杯になりました。
どう表現して良いか、、、こんな気持ちは生まれて初めてです。
フルマラソンを走りきった時とは比べものにならない程の爽やかな風を感じます。

気が遠くなるほど長く、きつく、楽しく、熱い熱い一日が終わりました。
四万十の皆様、応援ありがとうございました!!
そして何時も気持ちよく送り迎えてくれる家人と子供達に感謝!!

おわり、、、
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